こんにちは、Dです。

話せるのに文章を書くとなると書けない!!
こんな悩みを抱えている人はたくさんいるはず。
そんな方に『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は是非読んでほしいです。
私もブログを始めた当初は、伝えたいことを書き言葉でうまく伝えられない、文章を書くことがつらいとまで思っていました。
そんな時にインパクトのあるタイトルで20歳に自分にピッタリなこの本を見つけ、読んでみることに。
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読んで、文章の書き方を体感しながら読み進めることで「いい文章とは何なのか?」を自分の肌で感じることができました。
ブロガーだけでなく、大学生にも読んでほしい名著、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の概要、読んだ感想を書いていこうと思います。
- 文章を話せるのに書けない人
- これからの社会を生きる大学生
- 読者の心を動かす文章を書きたい人
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』ってどんな本?気になる概要

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、2012年に古賀史健さんによって書かれた本
古賀史健さんは24歳からフリーライターとして活躍するいわば”書くことのプロ”
そんな方が20歳の自分に向けて、文章の書き方をフリーライターとして培ってきたノウハウを織り込みながら書かれています。
✅文章術のオススメ本
— マナブ@バンコク (@manabubannai) August 5, 2019
・20歳の自分に受けさせたい文章講義(https://t.co/ek1EJG9bWA)
・いますぐ書け、の文章法(https://t.co/u6HPzpjqA0)
1冊目の本で「技術」を学び、そして2冊目の本で「精神」を学ぶのがいいかなと思っています。文章術の本を読み漁ってきた僕ですが、この2冊が最高でした
あのブログ界の神、マナブさんもオススメするくらいの文章術のバイブルです。
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の目次
- はじめに 話せるのに書けないのはなぜか?
- ガイダンス その気持ちを翻訳しよう。
- 第一講 文章は「リズム」で決まる。
- 第二講 構成は「眼」で考える
- 第三講 読者の「椅子」に座る
- 第四講 原稿に「ハサミ」を入れる
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読んだ感想、こんな人にオススメしたい

この本はタイトル通り、20歳のうちに読んでおくべき必読書です。
いやいや、お前らはブログ書いてるから文章が身近にあるけど、俺らは別に書く機会がないし俺らに文章の書き方は必要ないよ!!
こんなこという大学生の声が聞こえてきそうです。というかもう聞こえてきてます(笑)
ですが、その考えは甘いです。甘々です。
よーく考えてみてください。現代の私たちの身の回りは”書くこと”で溢れています。
line、InstagramなどのSNS、メール、レポート、就活のエントリーシートと意識していないだけで、毎日何千文字も文章を書いています。
また、コロナによって実際に人と会い話す機会は少なくなり、その代わりに文章がより使われるようになったり、
新たなコミュニケーションサービスが生まれたりと文章を書く機会が増えることはあっても減ることはありません。
そんな中、実際に社会に出て「話すように文章が書けないから無理です。」
そんな言い訳して通ると思いますか?通るわけありませんよね。
これで文章を書くことが他人事ではなくなったはずです。
次は実際に読んで印象に残った部分を見ていこうと思います。
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の気になる内容は?

この本を読んで、特に印象に残り考えさせられたのは
- 文章を書くことってどういうことなのか
- スラスラ読める文章とそうでない文章では何違うのか?
- 読者をイメージして文章を書いているか?
この3つ、詳しく見ていきましょう。
文章を書くことってどういうことなのか
僕たちが文章を書く上で直面する問題は
- 文章を書こうとすると、固まってしまう
- 自分の気持ちをうまく文章にすることができない
の2つに集約されます。
書きたいことはいくらでもあるのに、「書き出せない」「うまく書けない」ってなるときってよくありますよね?
このように悩んでいる僕らに対して、『書こうとするから書けない』といいます。
「え?どういうこと??」って読んでいてなりましたが、この後の説明で納得してしまいます。
筆者は、「書きたいけど書けない」思いや気持ち、映像、予感など頭の中にあるぼんやりとしたものを「ぐるぐる」と呼び、
その「ぐるぐる」を伝わる言葉に翻訳したものが文章であるとしました。
頭の中の「ぐるぐる」をそのまま出そうとするのではなく、みんなに伝わる形にして出すことが文章なのです。
この本ではこの「ぐるぐる」を翻訳する方法が詰め込まれています。
スラスラ読める文章とそうでない文章では何が違うのか?
スラスラ読める文章や、好きな文章を他の人に説明するとき、「文体」という言葉を使っていませんか?
でもそもそも、「文体」って何なのか?
私たちが学校で習う「文体」は”です・ます調”、”だ・である調”だけでそれだけで文章に好き嫌いが出るほど差が生まれるのか疑問でした。
この本では文体は「リズム」であるとして、様々な面から文章の「リズム」について説明しています。
読者をイメージして文章を書いているか?
LINEならトークの相手、日記なら未来の自分、ブログなら見に来てくれた人、ESなら就職希望先の人、企画書なら上司や同じプロジェクトの仲間。
どんな文章であれその向こうには必ず読者が存在します。
むしろ、読者がいるから文章を書くのであって、読んでほしい相手がいなかったら文章を書く必要ないはずです。
そんな読者の存在を意識せずに書いている僕たちに、筆者は「読者の椅子に座る(読者の視点に立って文章を書く)」必要があると表現しています。
「読者の椅子に座って」書かれていない文章は、だれにも響かない文章になってしまいます。
それどころか、どーでもいい文章なら読まれることもありません。
LINEで、自分に全く関係ない、興味ない内容ばかり送られてきたらどうですか?
既読無視してしまいますよね?
このように読者は「読まない」という最強の選択肢を持ちながら文章に向かうため、読者が「椅子」から離れてしまわないような文章を書く必要があります。

でも、どうやって読まれる文章を書いたらいいの?
その答えはすべてこの本に書かれています。是非読んでみてください。
まとめ 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は大学生のうちに読むべき!

今回は、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の紹介でした。
途中でも書いた通り、通信技術やサービスが進化して、私たちの身の回りには書くことで溢れています。
また、僕たちが生まれる少し前くらいの1990年代はパソコンを使いこなせる人は限られていて、パソコンを使いこなせる人=仕事できる人と考えられていた時もありました。
でも、今ではパソコンも使いやすく感覚的に操作できるように進化し、パソコンを使えることなどは当たり前になりました。
そんな中で、これからの私たちの武器になるのは『文章を書く力』です。
この力は、文系理系関係なく必要だし、AIがどれだけ進化しようと取って代わられることはありません。
その力をつけること怠って社会人になるのか、20歳のうちからでも鍛えておくのか。
どちらを選ぶも自由です。でも、文章力を鍛えることをサボって後悔したくないと思ったならこの本を買って損はしませんよ。
コメント